【Q&A】元加方式って何か変わったことがあるのでしょうか?

Q.不純な動機ですけど、ちょっとした腰掛けのつもりで今の会社に入って、気付けば私も三十路を過ぎていました(笑)。同僚の子達は次々と結婚していきますけど、私は案外仕事がおもしろかったのと、そもそも彼氏ができなかったので独身三十路となってしまいました。あまり気にしてないからいいんですけどね(笑)。

異性にはあまりモテない代わりに時間があるんだから、できることにはいろいろチャレンジしようと決めていて、余暇時間は趣味の時間にもっぱらあてています。スキューバダイビングとか、なかなかできない体験をさせてもらいました。

そういう活動をするために、決してお金がないわけじゃないんですが、一時的に多額のお金を使うこともありますので、カードローンを利用しようかと思っているんです。それで最近融資条件とかを調べているのですけど、利子の発生について「元加方式」って言葉を見かけました。あまり見慣れない言葉のように思ったのですが、これは何か特殊な方式なのでしょうか?

A.元加方式というのは、発生した利子がその後どういう風に扱われるのかということを示している言葉なんだよ。この方式の場合、発生した利子は借入残高に組み入れられることになる。利子と残高が別個に表示されるのではなく、利子と残高が一緒にされた額が利用者の借入残高として表示されていくわけだ。利用者はこれをゼロにするべく返済していくというわけなんだよ。

仕組みや注意点さえ知っていれば、いちいち利子と残高を別個に考えなくてもいいだけに楽な方法だということもできるんだけれど、それはあくまで「仕組みなどを理解していれば」という話だ。この元加方式には大いに注意すべき事柄があるんだよ。元加方式を初めて知ったという人が必ず知っておくべきことはこっちの方だと言えるかもしれない。

発生した利子が借入残高に組み入れられるというところまではいいよね。別にこれ自体に違和感は持たないかもしれないけど、その次の月のことを考えてごらん。毎月発生する利子っていうのはどうやって発生しているか、知っているかな?事前に取り決めした金利のパーセンテージを借入残高にかけることで算出されるんだよ。

このことに注目して、「おやっ?」と思えたかい?ここが注目すべき点なんだよ。利子を算出すべくかけた借入残高っていうものには、先月の利子が足されているわけだよね?もちろん発生する利子を上回る額を返済していれば、借入残高は少しずつ減っていくわけなんだけど、発生した利子の分だけ元金が減るペースが遅れてしまうわけだ。そうすると借入残高がなかなか減らず、利子がより多めにかかることになってしまうんだよ。利子だけを後払いにして、元金部分だけを先に返済するということは不可能なわけだ。

それに、もし元加方式の借金で返済を滞納してしまうと、もっと注意すべき状況が生まれてしまう。利子が発生するペースに返済がついていけないと、先月よりも借金が増えてしまうのはわかるよね。利子は常に残高に足されていくんだから、下手をすれば借金が増えるわけなんだ。そういう場合でも、利子の計算方法は変わらない。先月の利子によって最初より増えてしまった借入残高に金利をかけることで利子が算出されるんだから、こうなると先月分よりさらに利子額が大きくなるんだよ。残高が増えているんだからね。

つまり、「利子に利子が発生する」という可能性があるんだよ。こうなると後は雪だるま式だ。お金を増やすテクニックである「複利」の逆バージョンだと思っておくのもいいだろう。負のスパイラルにハマらないように、元加方式の利用は気を付けて欲しい。

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